宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/16 --- ---
6/15 --- ---
6/14 --- ---

黒点  6/16 (NOAA)
磁場 フレア
2833 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 571 -0.9
-2 h 588 -0.4
-4 h 594 -2.9
-6 h 567 -0.1
-8 h 541 -2.9
-10 h 553 -0.6
-12 h 537 -3.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -18 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -13 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h 8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
6/16 0.7 3x10^2
6/15 0.8 1x10^2
6/14 0.7 2x10^2
6/13 0.7 2x10^2
6/12 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 6/11 12:57 太陽風の磁場が南向きに振れて、磁気圏の活動を高めそうです。
2021/ 6/12 14:03 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が高まっています。
2021/ 6/13 12:56 太陽風の速度が500km/秒近くに高まっています。
2021/ 6/14 12:13 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2021/ 6/15 12:31 太陽風は低速になっています。コロナホールの影響が始まりそうです。
最新のニュース

2021/ 6/16 13:23 更新
高速太陽風が到来し、磁気圏の活動も強まっています。

担当 篠原

コロナホールの影響が始まって、太陽風の速度が高まっています。
DSCOVR衛星の観測によると、
昨夜、15日21時(世界時15日12時)から太陽風の速度が高まり、
370km/秒の低速の状態から、
2時間ほどで550km/秒の高速風に変わりました。
その後、速度はもう少し上がり、
570〜600km/秒で推移しています。

太陽風の磁場強度も15nTくらいに強まりました。
その後は次第に下がって、
現在は5nTと平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、
磁場が強まった頃に -5nT程度の南向きの変化が度々発生し、
磁気圏の活動も強まっています。
AE指数では、800〜1000nTくらいの中規模の変化が
続く様になっています。

太陽風のグラフの右端を見ると、
磁場強度が下がるとともに
南北の変化は小さくなっています。
このため、磁気圏の活動は、
この後、規模が一段下がりそうです。

SDO衛星AIA193では、
南半球のコロナホールは、西側にだいぶ進んでいます。
コロナホールの低緯度側の東西の幅を考えると、
高速風は、2日くらいで速度が下がり始めるかもしれません。


太陽は、北東(左上)に2833黒点群が見えていますが、
X線グラフは変化がなく、太陽は穏やかです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。