宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 6/18 12:04 更新 高速太陽風は終わりに近付いている様です。太陽に新しい黒点が現れています。 担当 篠原 昨日のニュース以降も太陽風の速度はゆっくりと低下して、 510km/秒まで下がっています。 まだ高速風の状態ですが、この後も速度は下がりそうです。 太陽風の磁場強度は、4nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化していて、 磁気圏は穏やかになっています。 AE指数は特に変化の見られない状態です。 太陽風のグラフの最後では、 磁場が弱い南向きに変化しています。 この傾向が続くと、 磁気圏でも活動がやや高まる様になるでしょう。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の北極側から北東部に細いコロナホールが伸びています。 この広がり方だと、地球への影響は小さくなりそうですが、 明日、明後日はどの様に見えるでしょうか。 太陽は、北西の端近く(右上)に黒点が発生しています。 X線グラフは変化がなく、 太陽は穏やかな状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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