宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 6/13 12:56 更新 太陽風の速度が500km/秒近くに高まっています。 担当 篠原 昨夜から太陽風の速度が上昇を始め、 昨日の330km/秒の低速風から、 現在は490km/秒と高速の状態に変わっています。 太陽の南半球に見えているコロナホールの影響が、 2〜3日後から始まりそうだと考えていましたが、 その影響はもっと手前まで広がっていたのかもしれません、 磁場強度は、9nTから5nTに下がり、 平均的な状態に戻っています。 南北成分は、 速度が高まる頃から南向きにも変化するようになり、 AE指数のグラフは、 最後で500nTの中規模の変化が発生しています。 この後も太陽風磁場の南向きの変化が見られれば、 速度が高まっているので、磁気圏の活動も活発になるでしょう。 現在もSDO衛星のWebページが停止しているので、 GOES衛星SUVI 195の写真を掲載します。 太陽の南半球でコロナホールが縦に大きく広がっています。 現在、この領域から地球の方向へ高速の太陽風が吹き出しているので、 3〜4日後にかけて、太陽風はもう一段強まるかもしれません。 太陽は、NOAAの報告書では無黒点になっています。 昨日見えいていた小さい黒点は、消えてしまった様です。 X線グラフは変化がなく、太陽は穏やかです。 GOES衛星SUVI 195による太陽コロナ写真。 (c) GOES (NOAA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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