宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 6/11 12:57 更新 太陽風の磁場が南向きに振れて、磁気圏の活動を高めそうです。 担当 篠原 太陽風は、360km/秒から320km/秒へ速度が下がり、 再び350km/秒へ上がる小幅の変化をしています。 低速の状態が続いています。 磁場強度は、3nT前後とやや弱い状態が続いていましたが、 グラフの最後で8nTへやや強まる変化が発生しています。 磁場の南北成分も南向きに強まり始め、 -8nTに達する変化になっています。 速度が下がっているので影響は限定的になりそうですが、 磁気圏の活動はこれからある程度高まりそうです。 AE指数には変化が現れ始めています。 注目してください。 SDO衛星AIA193では、 南東(左下)のコロナホールが目立っています。 5〜6日後から太陽風が強まりそうです。 太陽では、南東の端(左下)で、 昨日、10日15時(世界時10日6時)に、 C1.1の小規模フレアが発生しています。 SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。 また、太陽の左斜めから観測している STEREO Ahead衛星によると、 太陽の北東の端の向こう側で、 ある程度の規模のフレアが発生した様です。 EUVI 195による動画を掲載します。 このフレアに伴ってCME(コロナ質量放出)も発生していて、 SOHO衛星LASCO C2では 太陽の左に向かってガスが飛び出す様子が観測されています。 この領域が太陽のこちら側に回ってくる頃は、 どの様な活動になっているでしょうか。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の北東端の向こう側で発生したフレア。STEREO Ahead衛星EUVI 195。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の向こう側のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |