宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:57)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/11 --- ---
6/10 --- ---
6/ 9 20:37 C1.7
17:47 C3.8
02:16 C2.4

黒点  6/11 (NOAA)
磁場 フレア
2829 3 α ---
2832 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 351 -6.8
-2 h 345 -6.0
-4 h 332 -0.1
-6 h 349 -2.5
-8 h 342 -0.4
-10 h 325 +3.9
-12 h 326 -1.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -8 -/ -
-2 h 9 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 6 -/ -
-8 h 12 -/ -
-10 h 8 -/ -
-12 h 11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
6/11 0.8 2x10^2
6/10 1.0 1x10^2
6/ 9 0.7 1x10^2
6/ 8 0.7 2x10^2
6/ 7 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 6/ 6 14:13 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。
2021/ 6/ 7 11:57 低速の太陽風が続き、磁気圏もとても穏やかです。黒点が増えています。
2021/ 6/ 8 13:13 高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動もやや高まっています。
2021/ 6/ 9 13:01 太陽風は平均的な速度に戻っています。5月の黒点相対数は 21.2 でした。
2021/ 6/10 13:31 太陽の西端の向こう側でフレアが発生し、CMEも噴出しています。
最新のニュース

2021/ 6/11 12:57 更新
太陽風の磁場が南向きに振れて、磁気圏の活動を高めそうです。

担当 篠原

太陽風は、360km/秒から320km/秒へ速度が下がり、
再び350km/秒へ上がる小幅の変化をしています。
低速の状態が続いています。

磁場強度は、3nT前後とやや弱い状態が続いていましたが、
グラフの最後で8nTへやや強まる変化が発生しています。
磁場の南北成分も南向きに強まり始め、
-8nTに達する変化になっています。

速度が下がっているので影響は限定的になりそうですが、
磁気圏の活動はこれからある程度高まりそうです。
AE指数には変化が現れ始めています。
注目してください。

SDO衛星AIA193では、
南東(左下)のコロナホールが目立っています。
5〜6日後から太陽風が強まりそうです。


太陽では、南東の端(左下)で、
昨日、10日15時(世界時10日6時)に、
C1.1の小規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。

また、太陽の左斜めから観測している
STEREO Ahead衛星によると、
太陽の北東の端の向こう側で、
ある程度の規模のフレアが発生した様です。
EUVI 195による動画を掲載します。

このフレアに伴ってCME(コロナ質量放出)も発生していて、
SOHO衛星LASCO C2では
太陽の左に向かってガスが飛び出す様子が観測されています。

この領域が太陽のこちら側に回ってくる頃は、
どの様な活動になっているでしょうか。



太陽の南東の端で発生したC1.1小規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北東端の向こう側で発生したフレア。STEREO Ahead衛星EUVI 195。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の向こう側のフレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。