宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 6/12 14:03 更新 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が高まっています。 担当 篠原 太陽風は、磁場強度が8nTとやや強まった状態が続いています。 速度は、350km/秒から330km/秒へ少し下がり、 低速の状態が続いています。 磁場の南北成分は、 昨日の夜にかけて -7nTと南向きに強まった状態が続き、 その後、今日未明にかけて北寄りに変化しましたが、 再び南向きに切り替わり、 グラフの最後はまた北寄りに変わりかけています。 磁場の南向きの変化により磁気圏の活動は高まって、 AE指数は500〜900nTの中規模の変化が連続的に発生しています。 グラフの最後に1000nTに達する変化も起きていますが、 太陽風の磁場がこのまま北寄りになれば、 磁気圏は穏やかになるでしょう。 今日から明日にかけてSDO衛星のWebページが閲覧できない様で、 太陽コロナ写真は、GOES衛星の画像を掲載しています。 南半球のコロナホールは太陽の中心線に達していて、 3〜4日後くらいから太陽風速度の高まりが始まるかもしれません。 太陽の可視光写真は、12日0時(世界時11日15時)の画像です。 SDO衛星の写真では、 中心部の北西寄り(右上)の2832黒点群と、 南西(右下)の2829群の小さい黒点が見えています。 X線グラフは小さい変化が見られる程度で、 太陽は穏やかです。 (c) GOES (NOAA) SDO衛星による太陽の可視光写真。12日0時(世界時11日15時)の画像です。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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