宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:01)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/ 9 02:16 C2.4
6/ 8 19:47 C1.4
6/ 7 --- ---

黒点  6/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2829 12 β ---
2830 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 387 -2.0
-2 h 401 -0.4
-4 h 422 -1.2
-6 h 402 -1.5
-8 h 408 +0.6
-10 h 424 -0.2
-12 h 434 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
6/ 9 0.7 1x10^2
6/ 8 0.7 2x10^2
6/ 7 0.7 1x10^2
6/ 6 0.7 2x10^2
6/ 5 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 6/ 4 13:20 低速の太陽風が続いています。太陽も穏やかです。
2021/ 6/ 5 13:18 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/ 6/ 6 14:13 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。
2021/ 6/ 7 11:57 低速の太陽風が続き、磁気圏もとても穏やかです。黒点が増えています。
2021/ 6/ 8 13:13 高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動もやや高まっています。
最新のニュース

2021/ 6/ 9 13:01 更新
太陽風は平均的な速度に戻っています。5月の黒点相対数は 21.2 でした。

担当 篠原

WDC-SILSOより、
5月の黒点相対数は、21.2 と発表されています。

3月の17.3、4月の24.5と同じくらいの数値で、
安定した変化になっています。
ひとつ前の周期である第24期の始まりの
2010年頃と比較しても、だいたい同じくらいの値です。

無黒点の日は、5日でした。
11年前の2010年を見ると、4月、5月は無黒点の日が12日あり、
この頃までは黒点のない日も目立っていた様です。
一方、6月以降は4日以下の月が続いて、
2011年に入ると無黒点の日はほとんどなくなっています。
今期はどうなるでしょうか。



その太陽は、黒点群たちが西の端に沈み、
現在は2829群だけになっています。

南東の端(左下)からは活動的な領域が上がってきましたが、
今のところ白斑が見えるだけです。

X線グラフではCクラスの小規模フレアが3回発生していますが、
西の端に沈んで行った2831黒点群で発生しています。
この後は穏やかになりそうです。


太陽風は、昨日のニュース以降は速度が次第に低下して、
既に390km/秒と平均的な状態に戻っています。
磁場強度は4nTから2nTへ下がり、弱くなっています。

磁気圏の活動も次第に弱くなっていて、
グラフの後半はほとんど変化がなくなっています。

SDO衛星AIA193を見ると、
太陽の中心部にコロナホールはなく、
太陽風は低速風になりそうです。
一方、南東の端(左下)からコロナホールが現れています。
次の太陽風の高まりは、この領域の影響になりそうです。




太陽黒点相対数の長期変化。5月の黒点相対数は 21.2 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の月毎の無黒点日の日数。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。