宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 6/ 8 13:13 更新 高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動もやや高まっています。 担当 篠原 コロナホールの影響が到来して、 太陽風は高速風に変わっています。 昨日の午後、7日15時(世界時7日6時)頃から 太陽風の磁場強度は10nTに強まりました。 8日1時(世界時7日16時)頃から速度も上昇を始め、 350km/秒の低速の状態から最大で550km/秒まで高まっています。 グラフの最後は520km/秒程度です。 磁場の南北成分は、南向きの変化が度々発生して、 磁気圏の活動はやや高まった状態になりました。 AE指数は、500nT前後の変化が続いています。 グラフの最後では、 磁場強度は4nTと平均的な値に下がっています。 南北成分は0nT付近と小さくなっていて、 この後の磁気圏は穏やかになりそうです。 今回の太陽風速度の高まりをもたらしたコロナホールは 東西の幅が狭いので、高速風はあまり長く続かないと思います。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の中心部にはコロナホールはなく、 この後は、低速の穏やかな太陽風になりそうです。 太陽は、西の端の黒点に2831群と番号が付けられています。 SDO衛星の画像では、もう沈みかけています。 その左にも小さい黒点が見えている様です。 SDO衛星AIA193では、南東の端(左下)が明るくなっていて、 活動的な領域がこちらに近付いている様です。 黒点はあるでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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