宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
昨日、C3.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/10 --- ---
6/ 9 20:37 C1.7
17:47 C3.8
02:16 C2.4
6/ 8 19:47 C1.4

黒点  6/10 (NOAA)
磁場 フレア
2829 3 β ---
2832 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:23 357 -0.7
-2 h 356 -0.4
-4 h 363 -0.7
-6 h 361 -0.6
-8 h 366 +1.0
-10 h 378 +0.7
-12 h 351 -0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 0 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h 4 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.8 2x10^1
6/10 1.0 1x10^2
6/ 9 0.7 1x10^2
6/ 8 0.7 2x10^2
6/ 7 0.7 1x10^2
6/ 6 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 6/ 5 13:18 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/ 6/ 6 14:13 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。
2021/ 6/ 7 11:57 低速の太陽風が続き、磁気圏もとても穏やかです。黒点が増えています。
2021/ 6/ 8 13:13 高速の太陽風が到来し、磁気圏の活動もやや高まっています。
2021/ 6/ 9 13:01 太陽風は平均的な速度に戻っています。5月の黒点相対数は 21.2 でした。
最新のニュース

2021/ 6/10 13:31 更新
太陽の西端の向こう側でフレアが発生し、CMEも噴出しています。

担当 篠原

昨夕、9日18時(世界時9日9時)に、
太陽の北西の端(右上)でC3.7の小規模フレアが発生しました。
西の端に沈んで行った2831黒点群で発生した様です。
続いて、9日21時(世界時9日12時)にも、
C1に達する規模のフレアが発生しています。

これらのフレアの様子を、
GOES衛星SUVI 131の動画で紹介します。
この動画を見ると、2つめのフレアの方が
実際の規模は大きかったのかもしれません。

2つめのフレアに伴ってCME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
太陽の右に向かってガスが飛び出す様子が撮影されています。
太陽の向こう側の噴出なので、影響はないでしょう。

2831群では、10日4時(世界時9日19時)にも
B8.1のフレアが発生しています。
これも、実際にはより規模の大きい現象だったと思われます。

太陽のこちら側では、中心付近に黒点が現れていて、
2832群と番号が付けられています。
また、南東の端近く(左下)にも小さい黒点が現れている様です。


太陽風は、速度が360km/秒へ下がり、低速になっています。
磁場強度は、2〜3nTと弱くなっています。

磁気圏は静穏で、AE指数は小さい変化が見られる程度です。

SDO衛星AIA193では、
南東(左下)のコロナホールが見やすくなってきました。
一週間後くらいから影響が始まりそうです。



太陽の北西端の向こう側で発生したフレア。GOES衛星SUVI 131。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右側に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。