宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 5/31 12:11 更新 新しい黒点が現れています。太陽風は平均的な速度で、磁気圏も概ね静穏です。 担当 篠原 太陽の東側(左側)の北半球側に現れた黒点には、 2827黒点群と番号が付けられてました。 その後、太陽の南東(左下)にも黒点が発生して、 こちらは2828群となっています。 一方、2824群は、北西の端に沈んでしまい、 見えなくなっています。 X線グラフでは、 Bクラスの小さいフレアがいくつも発生していますが、 これらは、2824群と2827群で発生しています。 2827群は、この後どのような活動になるでしょうか。 太陽風は、昨日の午後に480km/秒まで速度が上がりましたが、 その後はゆっくりと低下して、 現在は400km/秒と平均的な状態です。 磁場強度は、4nT前後で推移していますが、 グラフの最後で、2nTと弱くなっています。 磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りで、 後半から南寄りに傾向が変わっています。 AE指数にもその変化は現れていて、 規模は小さいですが、 グラフの後半には200nT程度の変化が発生しています。 全体としては、磁気圏は穏やかです。 明日か明後日くらいに、 CMEによる太陽風の乱れが到来するかもしれません。 乱れの規模は小さいと思いますが、 磁場が強まると磁気圏の活動を高める可能性があります。 どの様な推移になるか注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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