宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 5/28 13:22 更新 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽の2826黒点群は、 昨日のニュース以降は活動がやや落ち着いて、 回数は多いですが、 活動はBクラスの小さいフレアだけになっています。 もうひとつの2824黒点群が、 今朝、28日8時(世界時27日23時)に、 C7.6と大きめの小規模フレアを起こしています。 2826黒点群は、太陽の西の端に近づいていて、 もうすぐ見えなくなります。 2824群もこれを追いかけるように西に沈んで行きます。 STEREO Ahead衛星では、 太陽の東端の向こう側に活動的な領域は見られず、 2824群が沈むまでは注目ですが、 この後、太陽は静かな状態に戻りそうです。 太陽風は、400〜420km/秒と平均的な速度が続いています。 磁場強度は、10nTから6nTへ次第に下がり、 こちらも平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、 グラフの初めに強い南向きの変化がありますが、 以降は次第に北寄りに切り替わっています。 このため、AE指数のグラフは、 初めの頃に中規模の変化が発生していますが、 中盤以降は変化がなくなっています。 現在の磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部にコロナホールはありません。 太陽風は次第に速度が下がって、穏やかになりそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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