宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:22)
今日、C7.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/28 08:00 C7.6
5/27 12:07 C1.4
06:12 C3.8
05:30 C3.1
03:22 C1.6
5/26 --- ---

黒点  5/28 (NOAA)
磁場 フレア
2824 5 β C8
2826 9 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 425 +3.3
-2 h 418 +2.3
-4 h 420 +2.8
-6 h 406 +2.9
-8 h 414 +4.4
-10 h 414 +3.0
-12 h 421 -3.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -5 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -2 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
5/28 0.7 2x10^2
5/27 0.7 1x10^3
5/26 0.8 2x10^3
5/25 0.8 1x10^3
5/24 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/23 13:16 Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。
2021/ 5/24 13:07 M1.1の中規模フレアが発生しています。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2021/ 5/25 12:43 2824黒点群の活動は落ち着いています。太陽風は低速ですが、CMEによる乱れが近づいています。
2021/ 5/26 12:41 太陽風は低速の状態が続いています。乱れはまだ到来していません。
2021/ 5/27 12:58 太陽風の乱れが到来しました。太陽風は平均的な速さです。Cフレアの発生が続いています。
最新のニュース

2021/ 5/28 13:22 更新
太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽の2826黒点群は、
昨日のニュース以降は活動がやや落ち着いて、
回数は多いですが、
活動はBクラスの小さいフレアだけになっています。

もうひとつの2824黒点群が、
今朝、28日8時(世界時27日23時)に、
C7.6と大きめの小規模フレアを起こしています。

2826黒点群は、太陽の西の端に近づいていて、
もうすぐ見えなくなります。
2824群もこれを追いかけるように西に沈んで行きます。
STEREO Ahead衛星では、
太陽の東端の向こう側に活動的な領域は見られず、
2824群が沈むまでは注目ですが、
この後、太陽は静かな状態に戻りそうです。


太陽風は、400〜420km/秒と平均的な速度が続いています。
磁場強度は、10nTから6nTへ次第に下がり、
こちらも平均的な状態に戻っています。

磁場の南北成分は、
グラフの初めに強い南向きの変化がありますが、
以降は次第に北寄りに切り替わっています。
このため、AE指数のグラフは、
初めの頃に中規模の変化が発生していますが、
中盤以降は変化がなくなっています。
現在の磁気圏は穏やかです。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部にコロナホールはありません。
太陽風は次第に速度が下がって、穏やかになりそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。