宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 5/30 09:39 更新 CMEの乱れは地球にも向かっている様です。太陽風は平均的な状態です。 担当 篠原 昨日のC9.4フレアに伴って発生したCMEの SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。 コロナの噴出は太陽の右方向が中心ですが、 動画を良く見ると、ガスは太陽の左側へも淡く広がっている様です。 このため、CMEによる太陽風の乱れは、 強くはないでしょうが 地球方向にも飛び出している可能性があります。 発生から3日程度で到来すると考えると、 明後日、6月1日くらいになりそうです。 どの程度の変化がやって来るか、注目してください。 2824黒点群は、その後は目立った活動はなく、 西の端に沈んで行った2826黒点群で C1の小規模フレアが3回発生しています。 太陽の可視光写真では、 昨夜から太陽の東側に新しい黒点が現れています。 この後、更に発達するでしょうか。 太陽風は、400〜450km/秒と平均的な速度が続いています。 磁場強度は、8nT前後と少し強まっていましたが、 グラフの最後で5nTと平均的な状態に戻っているのかもしれません。 磁場の南北成分は、グラフの中盤で南向きに変化が起きています。 この影響で、AE指数に一時的に 300〜500nTの小規模の変化が発生しています。 全体としては、磁気圏は穏やかな状態です。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中心部の東寄りにぼんやりと コロナホールが見えているくらいです。 CMEによる乱れが到来した後は、 太陽風は穏やかな状態に戻りそうです。 昨日のC9.4フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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