宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:07)
今日、C2.2の小規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/24 01:53 C2.2
5/23 20:00 M1.1
18:07 C2.4
14:01 C2.7
07:57 C6.8
06:29 M1.4
02:04 M1.1
00:52 C1.8
00:14 C3.2
5/22 20:17 C2.5
15:46 C1.3
15:09 C6.0
11:37 C6.1
04:16 C4.8

黒点  5/24 (NOAA)
磁場 フレア
2824 9 βγ M1
2825 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 338 -0.2
-2 h 360 -1.6
-4 h 389 -1.8
-6 h 391 -1.3
-8 h 396 -0.8
-10 h 409 -1.5
-12 h 404 -0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 0 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -7 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 3x10^2
5/24 0.7 8x10^2
5/23 0.8 1x10^3
5/22 0.7 8x10^2
5/21 0.7 8x10^2
5/20 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/19 13:20 太陽風は低速になっています。太陽は穏やかです。
2021/ 5/20 12:07 太陽風はより低速になっています。
2021/ 5/21 13:17 太陽風の速度は570km/秒へ高まっています。
2021/ 5/22 13:49 Cクラスの小規模フレアが2回発生しました。高速太陽風は終わりに近づいています。
2021/ 5/23 13:16 Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。
最新のニュース

2021/ 5/24 13:07 更新
M1.1の中規模フレアが発生しています。CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。

担当 篠原

2824黒点群では、昨日のニュース以降もフレアが続き、
夕方にかけてCクラスの小規模フレアが3回、
23日20時(世界時23日11時)には、
3回目のMクラスとなるM1.1の中規模フレアが、
そして、今日未明にC2.2の小規模フレアが発生しています。

X線グラフを見ると、
グラフの後半から全体の強度が次第に下がり、
フレアのピークも下がっている様に見えます。
2824群の活動は一段落となるのかもしれません。

一連の活動に伴って、
CME(コロナ質量放出)も繰り返し発生している様です。
昨日も一部を紹介しましたが、
22日14時(世界時22日5時)以降のCMEの様子を、
SOHO衛星LASCO C2、C3と
STEREO Ahead衛星COR2の動画で紹介します。

太陽を地球と同じ方向から観測しているSOHO衛星では、
地球に向かうCMEは、太陽を囲む様に飛び出して見えます。
広がって見えるため、ガスは淡くなり、
動画では見にくくなっています。

一方、地球から見ると太陽を左斜めから見ている
STEREO Ahead衛星では、
地球へ向かうCMEは、右方向に飛び出して見えるので、
比較的濃く見ることができます。

この動画で見ると、STEREO Ahead衛星の画像で、
次々と右にガスが飛び出しているのが分かります。
3日程度で地球まで到来すると考えると、
明日、25日夜か、26日くらいから太陽風の乱れが始まるかもしれません。
どの様な変化が到来するか、注目してください。

現在の太陽面は、北東に見えていた黒点に
2825群と番号が付けられています。


太陽風は、今朝早くに速度が400km/秒台を割り、
現在は350km/秒程度まで下がって、低速の状態になっています。
磁場強度は、3nTとやや弱い状態です。

磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いていて、
AE指数は小さい変化が連続的に発生しています。
速度が下がっているので、CMEの乱れが来るまで、
磁気圏は穏やかに推移するでしょう。




SOHO衛星LASCO C2、C3による、世界時22日5時以降のCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星COR2による、世界時22日5時以降のCMEの様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。