宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/23 07:57 C6.8
06:29 M1.4
02:04 M1.1
00:52 C1.8
00:14 C3.2
5/22 20:17 C2.5
15:46 C1.3
15:09 C6.0
11:37 C6.1
04:16 C4.8
5/21 --- ---

黒点  5/23 (NOAA)
磁場 フレア
2824 9 βγ M1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:03 432 -1.9
-2 h 442 -1.4
-4 h 444 +1.1
-6 h 444 -0.9
-8 h 439 -1.3
-10 h 449 -1.0
-12 h 436 +0.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -3 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -6 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 4x10^2
5/23 0.8 1x10^3
5/22 0.7 8x10^2
5/21 0.7 8x10^2
5/20 0.7 1x10^2
5/19 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/18 12:25 太陽の東端に黒点が現れています。太陽風は平均的な速度です。
2021/ 5/19 13:20 太陽風は低速になっています。太陽は穏やかです。
2021/ 5/20 12:07 太陽風はより低速になっています。
2021/ 5/21 13:17 太陽風の速度は570km/秒へ高まっています。
2021/ 5/22 13:49 Cクラスの小規模フレアが2回発生しました。高速太陽風は終わりに近づいています。
最新のニュース

2021/ 5/23 13:16 更新
Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、2824黒点群の活動は一段と高まり、
C6.0 や C3.2 などの小規模フレアが夜にかけて7回発生し、
今日未明、23日2時(世界時22日17時)に M1.1、
今朝、23日6時半(世界時22日21時半)に M1.4 と、
Mクラスの中規模フレアが2回発生しました。
その後も、C6.8の小規模フレアを起こしています。

2824黒点群の活動の様子を、
SDO衛星AIA131、193の動画で紹介します。
およそ1日分の動画のため画像の枚数が多くなり、
ファイルサイズが大きくなっています(49MB)。

フレアの明るい輝きが次々と発生しています。
太陽全体の193の画像(茶色)では、
フレアとともにコロナのガスが吹き飛ぶ様子も見えています。

SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)が観測されています。
STEREO Ahead衛星によると、
この他にも細かい噴き出しが発生している様です。
発生から3日後の25〜26日頃に、
太陽風の乱れが地球にやって来るかもしれません。

2824黒点群の活動に引き続き注目してください。


太陽風は、速度が430km/秒へ下がり、
平均的な状態に戻っています。
磁場強度は、3〜4ntとやや弱くなっています。

磁場の南北成分は、弱い南寄りになっています。
磁気圏では小規模の活動が続いていて、
AE指数は、200〜300nT程度の変化が度々発生しています。

太陽風の速度が下がってきたので、
磁気圏の変化は小さくなっていきそうです。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中央部にコロナホールは見られず、
CMEによる乱れがなければ、
この後は穏やかな太陽風になりそうです。



2824黒点群で次々と発生するフレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2824群の活動に伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2824黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。