宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 5/20 12:07 更新 太陽風はより低速になっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、370km/秒から330km/秒へ下がり、 より低速の状態になっています。 磁場強度も9nTから5nTへ下がり、 こちらは平均的な値です。 SDO衛星AIA193では、 注目していたコロナホールは、 太陽の西の端にだいぶ近づいています。 遅れてこれから変化がやって来るのか、 このまま穏やかに通り過ぎていくのか、 もうしばらく注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 グラフの前半と後半で、 北寄りから南寄りに傾向が切り替わり、 グラフの最後は -5nTと南向きにやや強まっています。 太陽風の速度が下がっているので規模は限定的ですが、 AE指数は、グラフの後半から変化が見られる様になっています。 太陽は、2822黒点群が西の端に沈みました。 昨日、中央部の北西側(右上)に見えていた 小さい黒点は消えていますが、 今日は中央部の南東側(左下)に小さい黒点が現れています。 北東(左上)の2824黒点群は、活動は特になく、 X線グラフは変化のない状態です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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