宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 5/17 14:39 更新 太陽風は平均的な速度です。これから速度が高まるかもしれません。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒から320km/秒へ下がり、 再び400km/秒に戻る変化をしています。 一旦低速になりましたが、現在は平均的な速さです。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、 南向きにやや強まる変化が繰り返されています。 このタイミングで磁気圏の活動がやや高まり、 AE指数には500nTの中規模の変化が発生しています。 太陽風のグラフの最後もやや南向きに振れていますが、 この後どうなるでしょうか。 SDO衛星AIA193では、太陽の中央部から南極にかけて、 縦にコロナホールが伸びています。 この領域の影響がこれから始まりそうです。 また、14日のCMEによる太陽風の乱れも、 そろそろ到来しそうです。 今後の太陽風の速度や磁場強度の変化に注目して下さい。 太陽は、2822黒点群が西の端(右端)に次第に近づいています。 昨日見えていた小さい黒点は、その後消えています。 東端の向こうから活動的な領域が近づいているため、 X線グラフはゆっくりと高まっています。 どの様な領域が現れるでしょうか。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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