宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 5/16 12:49 更新 太陽風は平均的な速度で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、400km/秒から450km/秒へ少し上がり、 ゆっくり400km/秒へ戻る小幅の変化をしています。 平均的な速度が続いています。 昨日、磁場強度が8nTに少し強まっていましたが、 この小さい速度変化に関係していた様で、 グラフの中盤で、磁場強度は3nTとやや弱くなっています。 磁気圏は概ね静穏で、 AE指数は、グラフの中盤以降、 変化が見られなくなっています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部と南半球の中高緯度域に、 コロナホールが見えています。 今後、この領域の影響が始まる可能性があります。 また、14日に発生したCMEの影響も、 明日、明後日くらいに到来しそうです。 今後の太陽風の変化に注目してください。 太陽は、南半球の2823黒点群の黒点が見えなくなっています。 2822群の右の小さい黒点は、現在も見えています。 また、昨日南東(左下)に見えていた黒点は消え、 その左の端近くの2か所に、 小さい黒点が新しく現れています。 掲載の可視光写真で白斑が微かに見えている所です。 X線グラフは特に変化はなく、活動は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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