宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 5/14 12:40 更新 太陽風は平均的な状態に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。 担当 篠原 ニュージーランドの米戸 実さんより、 南島クィーンズタウンで、 現地13日1時28分(世界時12日13時28分)に撮影された オーロラの写真をいただきました。 太陽風の乱れが到来した後、 磁場が大きく南向きに変化して磁気圏の活動が高まり、 AE指数の変化が1500nTに達しようとしていた頃の撮影です。 米戸さんによると、 南の地平線辺りが明るくなってきたので撮影を行ったところ、 真っ赤なオーロラが地平から65度の高さまで広がっていたとのことです。 ただし、肉眼では白くも赤くも見えておらず、 写真に撮って初めて気付く状態だったそうです。 この写真は、対角魚眼レンズを使用しているので画角がとても広く、 下は南の地平線を撮っていますが、写真の途中で天頂を超えていて、 左上の天の川が濃くなっているところは いて座、さそり座のあたりですが、 ここは北の空になるそうです。 赤い光に強い天文改造カメラならではの壮大な写真を どうもありがとうございます。 写真中央やや左下で、大マゼラン、小マゼランが 赤い光に飲み込まれているのがとても印象的です。 現在の太陽風は、速度400km/秒、磁場強度4nTと、 どちらも平均的な状態に戻っています。 太陽風の乱れは通り過ぎたと言えそうです。 磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。 AE指数は、小規模の変化が発生する程度で、 磁気圏は概ね静穏です。 SDO衛星AIA193では、 東側(左側)の低緯度域と南極付近の高緯度域に コロナホールが見えています。 3〜4日後くらいから、これらの領域の影響で 太陽風の速度が高まるかもしれません。 太陽は、今朝、14日9時半(世界時14日0時半)に、 南半球の2823黒点群でB5の小さいフレアが発生しています。 北半球の2822黒点群でも、 小さい活動が頻繁に発生しています。 引き続き注目してください。 ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地13日1時28分(世界時12日13時28分)に撮影されたオーロラ。 (c) 米戸 実氏 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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