宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:20)
一昨日、C8.6の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/11 --- ---
5/10 --- ---
5/ 9 23:22 C2.0
22:40 C4.0
13:09 C1.6
03:27 C8.6

黒点  5/11 (NOAA)
磁場 フレア
2822 10 βγ C9
2823 6 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:15 349 +0.8
-2 h 350 +0.3
-4 h 342 -0.4
-6 h 338 +0.6
-8 h 329 -2.8
-10 h 327 -2.2
-12 h 343 -2.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 10 -/ -
-2 h 13 -/ -
-4 h 8 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -3 -/ -
-12 h -9 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
5/11 1.1 6x10^2
5/10 0.7 4x10^2
5/ 9 0.7 3x10^2
5/ 8 0.7 3x10^2
5/ 7 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/ 6 13:07 太陽の東端の向こう側でフレアが発生しています。太陽風は低速になっています。
2021/ 5/ 7 12:21 太陽の東端から黒点が現れました。低速の太陽風が続いています。
2021/ 5/ 8 13:31 M3.9の中規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。太陽風は低速です。
2021/ 5/ 9 13:44 C8.6の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/ 5/10 12:53 フィラメント噴出とC4.0の小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2021/ 5/11 14:20 更新
太陽の活動は落ちついています。4月の黒点相対数は 24.5 でした。

担当 篠原

報告が遅くなりましたが、
4月の黒点相対数は、24.5 と、
WDC-SILSOより発表されています。

月平均値が20台に達したのは、
2020年12月の 23.1 以来4か月ぶりです。
1枚目のグラフを見ると、
活動周期が始まって(2019年12月)1年半くらいの状態としては、
前の周期の同じ頃(2010年4月)と同程度と言えそうです。

無黒点の日は6日と、3月の1日よりも増えています。
5月も月の初めに無黒点の日が続いたので、
同じくらいの日数になるかもしれません。


昨日のニュースに掲載したSOHO衛星の動画について、
訂正があります。
後半のC3の画像として、誤って2日前のものを用いていました。
現在は正しい動画に置き換えています。
申し訳ありませんでした。
正しい動画を見ると、最初のフィラメント噴出によるCMEが、
かなり淡いですが確認することができます。


太陽は、昨日のC4.0、C2.0以降は、
Bクラスの小さいフレアが発生しているだけで、
落ち着いています。

南東(左下)の新しい黒点は、2823群と番号が付けられています。

宇宙天気とは関係ありませんが、
今日のSOHO衛星LASCO C2に、
太陽に近づく小型の彗星が写っています。
LASCO C3の画像と合わせて動画を掲載します。


太陽風は、350km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は、10nTから1nTへ下がり、
かなり弱くなっています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤は南寄りになっています。
この影響で、磁気圏の活動が少し高まり、
AE指数に、300〜400nTの小規模の変化がしばらく続いています。
現在は磁場が弱くなっていますが、
この後は、どのような方向になるでしょうか。

SDO衛星AIA193では、太陽の中心部にコロナホールはなく、
穏やかな太陽風が続きそうです。

今後、フィラメント噴出に伴って発生した
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが到来しそうです。
明後日、13日の夜以降になるのではないでしょうか。
磁場の強まりが到来して南向きに変化すると、
磁気圏の活動が高まるでしょう。



太陽黒点相対数の長期変化。4月の黒点相対数は 24.5 でした。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


1970年以降の月毎の無黒点日の日数。
(c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース


太陽に接近する小型の彗星。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。