宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 5/ 8 13:31 更新 M3.9の中規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。太陽風は低速です。 担当 篠原 今朝、8日4時(世界時7日19時)に、 太陽の北東(左上)の2822黒点群で、 M3.9の中規模フレアが発生しました。 SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。 この規模に達するフレアの発生は、 およそ5か月前、2020年11月29日のM4.4以来です。 このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)も発生しています。 SOHO衛星の写真はまだ一部しか公開されていないので、 静止画で紹介します。 太陽の左に向かって、CMEのガスが飛び出し始めています。 また、太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星COR2では、 フレアの発生地点は太陽の中心線に近い位置にあるため、 CMEのガスはやや左寄りですが、 太陽全体を囲むように飛び出しています。 2022黒点群は、この後どのような活動を起こすでしょうか。 引き続き注目してください。 太陽風は、300〜320km/秒と低速の風が続いています。 磁場強度は、5nTと平均的な状態です。 磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化が見られません。 SDO衛星AIA193では、 太陽の低緯度域にコロナホールは見られず、 フレアによる突発性の乱れがなければ、 太陽風は穏やかな状態が続きそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左に向かって飛び出し始めているCME。SOHO衛星LASCO C3。 (c) SOHO (ESA & NASA) STEREO Ahead衛星から観測したCME。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |