宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
今日、M3.9の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 8 03:45 M3.9
5/ 7 --- ---
5/ 6 --- ---

黒点  5/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2822 5 β M4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 318 +0.3
-2 h 320 +1.6
-4 h 321 -1.4
-6 h 316 +1.8
-8 h 297 +2.7
-10 h 295 +3.0
-12 h 299 -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 18 -/ -
-2 h 14 -/ -
-4 h 11 -/ -
-6 h 10 -/ -
-8 h 3 -/ -
-10 h 1 -/ -
-12 h 4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 5x10^1
5/ 8 0.7 3x10^2
5/ 7 0.7 3x10^2
5/ 6 0.7 3x10^2
5/ 5 0.7 2x10^2
5/ 4 0.8 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/ 3 10:29 太陽風は低速の状態が続いています。太陽は無黒点です。
2021/ 5/ 4 12:50 太陽風はやや高速になっています。磁気圏は穏やかです。
2021/ 5/ 5 13:31 太陽風は平均的な速度です。太陽は無黒点が続いています。
2021/ 5/ 6 13:07 太陽の東端の向こう側でフレアが発生しています。太陽風は低速になっています。
2021/ 5/ 7 12:21 太陽の東端から黒点が現れました。低速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2021/ 5/ 8 13:31 更新
M3.9の中規模フレアが発生しました。CMEも噴出しています。太陽風は低速です。

担当 篠原

今朝、8日4時(世界時7日19時)に、
太陽の北東(左上)の2822黒点群で、
M3.9の中規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。

この規模に達するフレアの発生は、
およそ5か月前、2020年11月29日のM4.4以来です。

このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)も発生しています。
SOHO衛星の写真はまだ一部しか公開されていないので、
静止画で紹介します。
太陽の左に向かって、CMEのガスが飛び出し始めています。

また、太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星COR2では、
フレアの発生地点は太陽の中心線に近い位置にあるため、
CMEのガスはやや左寄りですが、
太陽全体を囲むように飛び出しています。

2022黒点群は、この後どのような活動を起こすでしょうか。
引き続き注目してください。


太陽風は、300〜320km/秒と低速の風が続いています。
磁場強度は、5nTと平均的な状態です。

磁気圏は静穏で、AE指数はほとんど変化が見られません。

SDO衛星AIA193では、
太陽の低緯度域にコロナホールは見られず、
フレアによる突発性の乱れがなければ、
太陽風は穏やかな状態が続きそうです。



2022黒点群で発生したM3.9の中規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左に向かって飛び出し始めているCME。SOHO衛星LASCO C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)


STEREO Ahead衛星から観測したCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。