宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 5/ 3 10:29 更新 太陽風は低速の状態が続いています。太陽は無黒点です。 担当 篠原 太陽風の速度は、 昨日の午後に370km/秒から330km/秒へ少し下がり、 今朝から再び370km/秒へ少し上昇しています。 全体としては、低速の状態で推移しています。 磁場強度は、7〜10nTとやや高めの状態が続き、 グラフの最後で12nTに上昇しています。 この後、どの様な変化になるでしょうか。 磁場の南北成分は、 グラフの前半で南向きから北向きに傾向が切り替わり、 以降、この状態が続いています。 このため、磁気圏は穏やかな状態が続き、 AE指数は、最初に昨日のデータに続く500nTの活動が見られた後は、 変化がありません。 SDO衛星AIA193では、 注目していたコロナホールが南西(右下)に進んでいます。 この後、太陽風に変化は現れるでしょうか。 一方、太陽の中央部から東側にかけては、 コロナホールは特に見えない様です。 太陽風は、しばらく穏やかな風が続きそうです。 太陽は、2818黒点群が西に沈み、無黒点になっています。 SDO衛星AIA193を見ると、 東の端(左端)から活動的な領域(明るく光っている場所) が上がってきましたたが、 SDO衛星の可視光写真では、今のところ白斑が見えるだけです。 SDO衛星AIA131の動画を見ると、 この領域では、目立つ程の活動は起きていない様です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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