宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 4/30 14:00 更新 低速の太陽風が続き、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、330km/秒と低速の状態で安定しています。 一方、磁場強度は、4nTから9nTへやや強まっています。 太陽風磁場の南北成分は、 南寄りから北寄りに傾向が変化しています。 このため、AE指数は、 前半は小規模の変化がしばらく続き、 後半になると変化がなくなっています。 磁場の北寄りの傾向が続けば、 速度も下がっているので、 磁気圏は静かに推移するでしょう。 SDO衛星AIA193では、 中央部の淡いコロナホールが西に進んでいます。 この後、太陽風に変化が見られるでしょうか。 また、26日に発生したフィラメント噴出による 太陽風の乱れは到来するでしょうか。 太陽は、3つの黒点群たちが南西の端に近づき、 この後、順番に沈んで行きます。 SDO衛星AIA193では、 北東部(左上)に明るい点が発生しています。 黒点ができるほどに発達するでしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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