宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 4/29 12:53 更新 太陽風は低速になっています。磁気圏は穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜には400km/秒台を割り、 現在は330km/秒と低速の状態になっています。 磁場強度は、2〜3nTと弱い状態です。 磁場の南北成分は南向きの変化が見られますが、 振れ幅は小さく、速度が下がっていることもあり、 磁気圏は穏やかです。 AE指数は、ほとんど変化がありません。 現在のSDO衛星AIAカメラは、 他の衛星との共同観測のため 少しずれた方向を撮影しているそうです。 (せっかくなのでその写真も掲載しています) そのため、GOES衛星SUVI 195を掲載しています。 太陽の中央部にコロナホールが広がっています。 明後日くらいからこの領域の影響が見られそうです。 昨日紹介したCMEの影響もあり、 今後の太陽風の推移に注目してください。 太陽では、2818、2820、2821の黒点群たちが 南西の端に近づいています。 X線グラフは、小さい変化が見られる程度で、 太陽は穏やかです。 GOES-16衛星ののSUVI 195カメラによる太陽コロナの様子 (c) NOAA/SWPC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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