宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 4/26 12:51 更新 太陽風はやや高速の状態が続き、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 昨日から今朝にかけて、 太陽風は470km/秒とやや高速の状態が続き、 その後、もう少し高まって500km/秒近くに達しています。 磁場強度は、8nTから6nTへ少し下がり、 再び8nTに上がっています。 磁場の南北成分は、 グラフの初めと終わりで南向きに強まっています。 磁気圏の活動も高まっていて、 AE指数は、1枚目の中ほどに700nTの中規模の変化が発生して、 その後穏やかになりましたが、 2枚目に入ると再び高まって、900nT近い変化が発生しています。 磁場の南向きの変化が続けば、 この後も、磁気圏の活動は活発に推移するでしょう。 SDO衛星AIA193では、 太陽の北東側(左上)にコロナホールが見えています。 5日後くらいから、この領域の影響がやって来るかもしれません。 太陽は、中央部に新しく現れた黒点に、 2821群と番号が付けられています。 一方、南西(右下)の2816群は黒点が見えなくなり、 北西(右上)の2819群は、SDO衛星の写真を拡大すると、 かろうじて黒点が見えているくらいです。 SDO衛星AIA304の動画を見ると、 昨夕、25日18時(世界時25日9時)頃に、 太陽の南東側(左下)でフィラメント噴出が発生しています。 薄暗く見えるプラズマのかたまりが、 太陽から左に向かって飛び出しています。 SOHO衛星LASCO C2、C3では、 このフィラメント噴出によるCME(コロナ質量放出)が 撮影されています。 太陽の左側に向かっているので、 地球への影響はなさそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出により太陽の左側に噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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