宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 4/27 12:57 更新 太陽でフィラメント噴出が発生しています。太陽風はやや高速です。 担当 篠原 昨夜、26日23時(世界時26日14時)頃から、 太陽の南半球でフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 緯度が高い領域で発生していますが、 太陽の中心線付近なので、 CME(コロナ質量放出)は地球の方向にも 飛び出している可能性があります。 30日頃の太陽風に乱れをもたらすかもしれません。 現在の太陽は、中央部の南西側(右下)に、 2818、2820、2821の3つの黒点群が見えています。 2820群では、Bクラスの小さいフレアが続いていましたが、 今日に入る頃から活動が見られなくなっています。 北西(右上)の2819群は、SDO衛星の写真を拡大すると、 小さい黒点が見えているようです。 太陽風は、470km/秒前後のやや高速の風が続いています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 南寄りになったり、北寄りになったりしていて、 南寄りになった頃に、 AE指数で300〜500nTの小規模の変化が発生しています。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部の北東側(左上)に 淡いコロナホールが見えています。 4日後くらいから影響が始まるかもしれません。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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