宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 4/25 13:37 更新 太陽風の急な強まりが到来し、磁気圏の活動を強めています。 担当 篠原 今朝、25日7時(世界時24日22時)に、 太陽風の速度が430km/秒から490km/秒へ、 磁場強度が5nTから10nTへ急に強まる変化が到来しました。 磁場の南北成分は南向きに振れて、 -8nTくらいまで強まりました。 このため、磁気圏の活動も強まって、 AE指数は500〜1200nTの活動が連続的に発生しています。 現在は、速度は470km/秒、磁場強度は7nTと、 強まりは少し下がっています。 磁場の南北成分も、グラフの最後は0nTに戻っていて、 この状態が続けば、磁気圏の活動は静かになるでしょう。 この太陽風の強まりは、 22日に発生したCMEによるものかもしれません。 しかし、到来まで3日かかっていないのに、 変化の規模が比較的小さいなどはっきりしない点もあり、 もうしばらく様子を見る必要がありそうです。 太陽では、2818黒点群の右下に現れた黒点に対して、 2820群と群番号が付けられています。 この2日間の様子を、SDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。 黒点群として、昨日よりも目立っています。 SDO衛星AIA131の動画を見ると、 小さい活動が活発に発生していますが、 今のところBクラスの小さいフレアに留まっています。 この後の活動に注目して下さい。 また、昨日、北西(右上)に現れていた黒点には、 2819群と番号が付けられています。 今日の写真ではかろうじて見える程度です。 そして、2820群の右にも小さい黒点が新しく現れています。 X線グラフの最後に、C2.6の小規模フレアが発生しています。 これは太陽の南西(右下)の2816群で発生しています。 黒点は小さくなっていますが、 AIA131の動画では、小さい活動が続いています。 この後の活動はどうなるでしょうか。 SDO衛星による2820黒点群の発達の様子。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |