宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:11)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/24 07:18 C2.3
4/23 11:41 C1.4
05:02 C8.5
4/22 23:14 C2.5
21:19 C2.9
19:41 C3.7
18:02 C4.3
16:19 C2.3
12:56 C3.8

黒点  4/24 (NOAA)
磁場 フレア
2816 8 β C4
2818 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:04 482 +2.3
-2 h 453 -1.5
-4 h 445 -6.7
-6 h 391 -2.4
-8 h 380 -0.9
-10 h 384 +2.1
-12 h 379 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 -3 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h 9 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^3
4/24 0.7 2x10^4
4/23 0.7 2x10^4
4/22 0.7 1x10^4
4/21 0.8 1x10^4
4/20 0.7 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 4/19 10:40 太陽風は高速の風が続いています。磁気圏も活動的です。
2021/ 4/20 13:15 M1.1の中規模フレアが発生しました。太陽風は600km/秒台の高速風です。
2021/ 4/21 13:48 高速太陽風の速度が下がり始めています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2021/ 4/22 12:50 高速太陽風は終わりを迎えています。磁気圏は穏やかになっています。
2021/ 4/23 12:30 Cクラスの小規模フレアが13回発生しています。CMEによる太陽風の乱れが地球に向かっています。
最新のニュース

2021/ 4/24 11:11 更新
新しい黒点が現れています。太陽風は500km/秒の高速風になっています。

担当 篠原

昨日のニュースの後、フレアの発生は少なくなっていましたが、
可視光写真では、中央部の北半球側に新しい黒点が現れ、
南東(左下)の2818黒点群の右下側に黒点が出現しています。

SDO衛星AIA131の動画を見ると、
2818群の新しい黒点の領域では小さい活動が頻繁に発生していて、
この後、より規模の大きいフレアを起こす可能性があります。

NOAA/SWPCの発表によると、
今朝、24日9時(世界時23日23時)に、
C2.2とC2.4の小規模フレアが発生しています。
このひとつは、北西(右上)に沈んだ2817群で発生しています。
太陽の向こう側での発生なので、
本当の規模はこれよりも大きかった可能性があります。

また、もうひとつのフレアは
2818群の新しい領域で発生したのかもしれません。
AIA131に明るい光が写っています。

新しい領域の今後の活動に注目してください。


太陽風は、昨夜から磁場強度がゆっくりと上昇して、
今朝には10nTに高まりました。
この頃から速度も高まり始め、
現在は500km/秒と高速の状態になっています。
一方、磁場強度は5nTへ下がり、平均的な状態に戻っています。

20日頃に太陽の中央部に見えていた
比較的小さいコロナホールの影響がやって来たのかもしれません。
コロナホールの広がりを考えると、
太陽風の高まりは短い時間で終わりそうです。

太陽風磁場の南北成分は、南向きの変化が発生していて、
磁気圏の活動はやや高まった状態です。
AE指数は、500〜1000nTの中規模の活動が度々発生しています。
速度が高まってきたので、磁場の南寄りの傾向が続くと、
磁気圏の活発な状態も続くでしょう。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。