宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 4/17 13:31 更新 高速太陽風が到来し、600km/秒に達しています。磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 太陽風の速度はゆっくりと上昇して、 今朝くらいに500km/秒を超え、 グラフの最後は600km/秒に高まっています。 磁場強度は、速度が高まる頃に12nTに達し、 現在は少し下がっていますが、8nTとやや強まった状態です。 SDO衛星AIA193で注目していた 南半球のコロナホールの影響が始まった様です。 27日周期の図を見ると、 前周期は650km/秒くらいまで速度が高まりました。 今回はどこまで上昇するでしょうか。 太陽風の磁場強度がまだ少し強まっているので、 速度の上昇は更に続くかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 今日に入った頃から南寄りに強まっていて、 -5〜-10nT程度の変化が半日ほど発生しています。 このため磁気圏の活動も高まって、 AE指数は800nT程度の中規模の活動が続き、 最大では、1500nTに達する大きな変化も発生しています。 太陽風のグラフの後半では、 磁場の南向きの変化は少し小さくなっていますが、 速度が一段と高まっているので、 磁気圏の活動は活発な状態が続く可能性があります。 引き続き注目してください。 太陽では、新しい黒点に、 2815、2816群と番号が付けられています。 ただし、右側の2814群と2815群は黒点が消えかけていて、 東端の2816群だけになってしまうかもしれません。 X線グラフは、Bクラスの小さい変化が発生する程度で、 太陽の活動は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |