宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 4/16 11:52 更新 太陽風は平均的な速度です。新しい黒点が2か所に現れています。 担当 篠原 昨日のニュース以降、 太陽風磁場の南向きへの強まりは、2時間ほど続きました。 磁気圏の活動も一時的に高まって、 AE指数は800nTの中規模の変化が発生しています。 その後、磁場の南北成分は北向きに切り替わり、 磁気圏は静かになっています。 北向きの強まりは7時間ほど続いたので、 オーロラ観望としては、 逆の向きであればもっと活発な変化が見られたでしょう。 太陽風の速度は、 昨夜にかけて400km/秒から350km/秒へ下がり、 今朝くらいからゆっくりと高まって、 現在は400km/秒を超えたくらいと平均的な状態になっています。 磁場強度は、昨日の午後は10nTくらいに強まっていましたが、 現在は5〜7nTと落ち着いています。 SDO衛星AIA193を見ると、 太陽の中央部の南半球側にコロナホールが広がっています。 今後はこの領域の影響に注目してください。 太陽風はどの様な速度の変化になるでしょうか。 太陽は、昨日注目していた南東の端(左下)から黒点が現れています。 また、中央部の南側に昨夕から黒点が新しく出現しています。 今朝のNOAAの報告では群番号はまだ付けられていませんでしたが、 このまま黒点群が3つとなれば、 NOAAの報告で3群が同時に現れるのは、 1月24日以来、およそ3か月ぶりになります。 X線グラフは特に変化はなく、 フレアの活動は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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