宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 4/ 8 13:25 更新 太陽風の速度が500km/秒に高まっています。磁気圏の活動が一時的に強まりました。 担当 篠原 昨日の夜から太陽風の速度が上がり、 500km/秒の高速風になっています。 磁場強度も速度が上がる頃に15nTまで強まりましたが、 以降は下がり、現在は3nTとやや弱くなっています。 4日位前に太陽の中央部に見えていた 淡いコロナホールの影響がやって来たのかもしれません。 磁場が強まった頃に、 -10nTに達する強い南向きの変化が発生しました。 この影響で磁気圏の活動が強まり、 AE指数は1000nTの大きい変化が2回発生しています。 その後は、磁場は北寄りになっていて、 磁気圏の活動は静かになっています。 太陽風の磁場強度が既に下がっていることと、 コロナホールが淡かったことから、 高速の太陽風は短い時間で終わるのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 北東側(左上)に小さいコロナホールが見えています。 太陽は、昨日北東に見えていた黒点は消えてしまい、 無黒点になっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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