宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 4/ 6 12:31 更新 太陽風は低速です。磁場の強まりが到来しています。 担当 篠原 太陽風の速度は、 300km/秒から330km/秒へ少し上がっていますが、 低速の状態は続いています。 磁場強度は、5nTから9nTへ急に強まる変化が到来し、 以降、やや強まった状態が続いています。 磁場の南北成分は、南向きに大きく振れて、 次第に北向きに切り替わる変化をしています。 SDO衛星やSTEREO Ahead衛星の画像を調べると、 3月30日にフィラメント噴出が太陽の北半球側で発生して、 弱いCMEが地球の方向に飛び出していました。 この乱れが、低速風により6日ほどかけて 地球へ到達したのかもしれません。 磁場は南向きに強まりましたが、 太陽風の速度が下がっているため磁気圏への影響は小さく、 AE指数は400nTの小規模の変化が発生しただけです。 その後は、磁場が北寄りになっているため磁気圏は静穏です。 磁場の強まりは次第に下がり、 低速の穏やかな太陽風が続きそうです。 太陽は、2813黒点群が小さく見えているだけです。 X線グラフは変化がなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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