宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 4/ 2 13:13 更新 太陽風は低速になっています。3月の黒点相対数は 17.3 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、3月の黒点相対数の月平均値は 17.3 と発表されました。 20近くに達したのは、昨年の12月以来です。 3月は、小さい黒点が多かったのですが、 途切れることなく黒点群が現れ続けたので、 この値になったのだと思います。 無黒点の日(黒点相対数が0の日)は、31日の1日だけでした。 静かな太陽が続いていますが、 1枚目の図はデータがばらつきながらも、右上に向かっています。 この後の高まり方に注目を続けて下さい。 その太陽は、今日も無黒点です。 SDO衛星AIA193では、 南東の端(左下)が少し明るくなっているので、 ここから活動的な領域が現れそうです。 しかし、規模は小さい様なので、無黒点は続くかもしれません。 太陽風は、360km/秒へ速度が下がり、 低速の風になっています。 磁場強度は、5nTから4nTへ少し下がっています。 磁場の南北成分は、グラフの後半は南寄りに変化していて、 AE指数では400nTの小規模の変化が発生しています。 太陽風が低速になっているので、 磁気圏の活動は小規模に留まるでしょう。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部に淡いコロナホールが見えています。 この領域の影響は太陽風に現れるでしょうか。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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