宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 3/22 13:37 更新 600km/秒の高速太陽風が続き、磁気圏の活動も強まっています。 担当 篠原 太陽風は、600km/秒前後の高速の風が続いています。 磁場強度は5nTから3nTへ少し下がり、 やや弱くなっています。 磁場の南北成分は、 昨夜から今日未明にかけて(グラフの中央部)、 南向きに強まる変化が発生しています。 この時間帯に磁気圏の活動も強まって、 AE指数では、1800nTに達する激しい変化が2回発生しています。 その後、磁場の南北成分の変化は小さくなり、 AE指数のグラフも、後半は変化がなくなっています。 この後は、磁気圏の活動は落ち着くかもしれません。 現在、SDO衛星のページにアクセスできないので、 AIA193は昨夜の画像を掲載しています。 南半球のコロナホールは西に進み、 影響は次第に弱くなって行くでしょう。 太陽風の磁場強度が一段下がったのも、 高速風の中盤を迎えているためだと思われます。 SDO衛星による太陽の可視光写真は、 SOHO衛星のページから参照しています。 今朝の画像です。 北東の黒点は、2811黒点群と番号が付けられています。 また、その左側の太陽の端のところに、 別の新しい黒点が現れています。 X線グラフでは、B5.6の小さいフレアが発生しています。 太陽の中央部の北半球側の 2810黒点群があった領域で発生した様です。 SDO衛星AIA193で明るく光っている部分です。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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