宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 3/20 12:28 更新 太陽風の磁場強度が強まっています。これから速度も高まるでしょう。 担当 篠原 太陽風の変化が始まっています。 今朝、20日7時(世界時19日22時)頃から、 磁場強度が上昇を始め、 現在、20nTとかなり強まっています。 速度も同じ頃から変化が始まっていますが、 まだ、300km/秒の低速風から 400km/秒と平均的な速さに高まった程度で、 本格的な上昇はこれからとなりそうです。 27日周期の図を見ると、 磁場の強まりは、前周期より1日半ほど遅れて始まっています。 前回の変化では、 速度は600km/秒くらいまで高まったのですが、 今回はどうなるでしょうか。 太陽風磁場の南北成分は、 今のところ北向きに強まっています。 この状態では磁気圏の活動は高まらず、 AE指数は、今朝以降は静かになっています。 今後、南寄りに傾向が切り替わることがあれば、 磁気圏の活動も活発化するでしょう。 注目してください。 SDO衛星AIA193では、南半球のコロナホールは、 左側の領域が太陽の中心線に達したくらいです。 高速太陽風は、前周期同様に 1週間くらい続くのではないでしょうか。 太陽は、2810黒点群が見えているだけです。 X線グラフは、特に変化はありません。 東端(左端)から活動的な領域が近づいています。 どのような領域でしょうか。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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