宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 3/15 13:14 更新 高速の太陽風が続き、磁気圏の活動も続きました。 担当 篠原 太陽風は、速度が550km/秒から520km/秒へ ゆっくりと下がっていますが、 高速の状態が続いています。 磁場強度は5nTと平均的な値で安定しています。 磁場の南北成分は、図の中盤までは南寄りが続きました。 磁気圏の活動も高まって。 AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が続いています (1300nTの大きな変化も起きています)。 ただし、太陽風の図の最後で 南北成分は0nT付近で変化する様になっています。 このため、AE指数も最後は変化が小さくなっています。 磁場の振れ方がこのままになるのか、再び南寄りに変わるのか、 それによって磁気圏の様子も変わってきます。 SDO衛星AIA193では、 北半球のコロナホールが西側に進み、 南半球では南東側にコロナホールが大きく広がっています。 南東側の領域は前周期にも太陽風に影響を及ぼしていて、 27日周期の図は、2月20日から高速の風になっています。 今回も同じタイミングと考えると、3月19日頃になりますが、 コロナホールの広がりはどうでしょうか。 太陽は、南西(右下)の2809群の左側に 新しい黒点が現れています。 一方、北半球の2808群はかなり小さくなっています。 X線グラフは変化がなく、太陽は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |