宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 3/10 12:31 更新 太陽風は平均的な速度に戻っています。C1.6の小規模フレアが発生しました。 担当 篠原 昨日のニュースの後、 太陽風の速度はゆっくりと下がり、 今日に入る頃には400km/秒近くまで下がって、 平均的な速さに戻っています。 磁場強度は、4〜5nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、0nT付近か弱い北向きです。 磁気圏は静穏で、 AE指数は小さい変化が見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 南極域から低緯度に向かってコロナホールが伸びています。 この領域は27日前の前周期にも見えていたのですが、 横の広がりが狭くなっている様です。 1枚目に過去2周期との比較の図を掲載します。 27日周期の図を見ると、 前周期の2月13日に太陽風速度の高まりが到来しています。 この変化が同じ頃に回帰すると考えると、 明後日くらいになりそうです。 コロナホールの広がりの変化によって、 高速風の推移はどの様になるでしょうか。 太陽では、北東の端(左上)から新しい黒点が現れていて、 2808群と番号が付けられています。 現れてすぐの9日21時(世界時9日12時)に、 C1.6の小規模フレアを起こしています。 その後は目立つ活動はなく、太陽は穏やかな状態です。 先程、GOES衛星のページが乱れているというご指摘をいただきました。 どうもありがとうございます。 Webページの改良を試みているのですが、 作業ミスで現在の表示に影響を与えてしまいました。 2周期前(54日前)、1周期前(27日前)、現在のコロナホールの様子。SDO衛星AIA193。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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