宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 3/14 13:17 更新 太陽風は高速になり、磁気圏の活動も高まっています。 担当 篠原 前周期から1日半ほど遅れて、高速太陽風が始まっています。 太陽風の速度は、昨夜遅くから上昇が始まり、 今日未明には500km/秒台に達しました。 以降、550km/秒で推移しています。 10nTを超えいていた磁場強度は、 速度の上昇と反対に次第に低下して、 5nTと平均的な状態に戻っています。 磁場の南北成分は、南北に頻繁に変化しています。 磁気圏の活動は高まっていて、 AE指数は500〜900nTの中規模の変化が続いています。 この後も活発な変化が見られるでしょうか。 27日周期の図を見ると、 前周期の高速風(2月13日)は, 1日程度と短い時間で終わっています。 今回はどうなるでしょうか。 また、SDO衛星AIA193では、 北極域から縦に細長くコロナホールが伸びています。 この領域は前周期もあったのですが、 太陽風への影響は速度がやや高まった程度でした。 今回は、コロナホールが少し小さくなっているので、 影響も小さいままではないでしょうか。 太陽は、2809群のところに小さい黒点が再び現れています。 X線グラフは特に変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |