宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 3/ 9 12:38 更新 高速の太陽風が続いていますが、速度は下がっていくかもしれません。 担当 篠原 太陽風は、500km/秒と高速の状態が続いています。 磁場強度は、6nTから4nTに少し下がっています。 高速の太陽風は、4日目に入っています。 前周期の高速太陽風がこのくらいで終わっているので、 この後、速度は低下に向かうかもしれません。 (グラフの最後で下がり始めている様にも見えます) 太陽風磁場の南北成分は、 北を向いたり、南を向いたり、ゆっくり変化しています。 AE指数では、磁場が南向きになった頃に、 500nTの中規模の変化が発生しています。 現在は北向きなので、AE指数も変化がなくなっています。 27日周期の図を見ると、 前周期の2月13日に速度の高まりが発生しています。 これは、SDO衛星AIA193の南半球側に見えていた コロナホールが影響していた様なのですが、 今回、コロナホールの広がりは小さくなっている様です。 太陽風速度の様子も変わる可能性があります。 太陽は、2806黒点群が西の端に近づいて、 沈もうとしています。 一方、南西部の2807群の場所に小さい黒点が現れています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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