宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 3/ 5 12:23 更新 太陽風は平均的な状態に戻っています。磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽風の速度は昨夜遅くに460km/秒へ下がり、 今朝までこの状態が続いていましたが、 現在は420km/秒へ低下しています。 高速太陽風は終わって、平均的な速度に戻っています。 磁場強度は、4nTと平均的な状態です。 AE指数は、太陽風の磁場が南向きに変化した時間帯に 500nTの変化が発生していますが、 その後は小さい変化が見られる程度で、 磁気圏は穏やかになっています。 SDO衛星AIA193では、 中央部のコロナホールが更に西に進み、 影響が及び始める目安の位置に達しています。 この後、太陽風は再び強まりそうです。 太陽の2806、2807黒点群は、 どちらも小さくなっています。 X線グラフも変化はありません。 放射線帯の高エネルギー電子は、 昨日よりも増えていますが、 10000には達していません。 太陽風が落ち着いたので、今後は減少するでしょう。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化 (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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