宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 3/ 6 12:41 更新 これから太陽風の速度が上昇するかもしれません。 担当 篠原 太陽風は、380〜400km/秒と平均的な速度が続いていますが、 3nTとやや弱い状態だった磁場強度は、 今朝くらいから強まり始めて、現在は10nTに達しています。 コロナホールの影響が現れ始めているのかもしれません。 続いて速度も上昇する可能性があります。 27日周期の図を見ると、 変化の始まりとしては、 前周期と同じくらいのタイミングです。 この後の太陽風の推移に注目してください。 太陽風磁場の南北成分は、 磁場が強まったところで、 一旦大きく南に変化しています。 この影響でAE指数の最後に中規模の変化が発生しています。 太陽風磁場は既に北向きに切り替わっているので、 今後もこの状態であれば、磁気圏は穏やかになります。 この後の南北成分の振れ方にも注目してください。 太陽は、中央部南側の2807黒点群が微かに見えています。 X線グラフでは、 一時的にBクラスの小さいフレアが続いています。 これは、SDO衛星AIA193の北東の端(左上)の 明るく光っている領域で発生しています。 今のところ黒点はない様です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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