宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/28 09:53 更新 C2.7の小規模フレアが発生しました。太陽風はやや低速です。 担当 篠原 今日未明、28日3時(世界時27日18時)に、 太陽の北西端(右上)近くの2804黒点群で C2.7の小規模フレアが発生しました。 C2に達するフレアの発生は、 昨年、12月14日のC4.0以来で、2か月半ぶりです。 これ以降は、1月19〜20日に、C1.0とC1.4が起きた程度で、 太陽は穏やかな状態が続いていました。 2804群は、この後すぐに西の端に沈んでしまいます。 太陽は静かな状態に戻りそうです。 太陽風の速度は、昨夜に400km/秒台を割り、 380km/秒とやや低速になっています。 磁場強度は、3nTとやや弱い状態です。 磁場の南北成分は、比較的北寄りになっています。 磁気圏は穏やかで、 AE指数は小さい変化が時々見られる程度です。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが太陽の西側に進んでいます。 明後日くらいからこの領域の影響が始まりそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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