宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/26 14:03 更新 太陽風は平均的な速度に戻りました。 担当 篠原 太陽風の速度は次第に下がり、 現在は430km/秒と平均的な状態に戻っています。 2月20日に始まった高速太陽風は、 6日ほど続いて終わっています。 太陽風の磁場強度は、3nTとやや弱くなっています。 南北成分は南寄りの変化が続いています。 磁気圏の活動はやや高まった状態が続き、 AE指数は500nT前後の変化が続いています。 現在は太陽風の速度が下がり、 磁場強度もやや弱くなってきたので、 磁気圏活動の規模は小さくなっていくでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 南半球を縦に伸びるコロナホールが目立っています。 1枚目の図で広がりの様子を前の周期と比べて見ると、 2周期前は、小さいコロナホールが見える程度でした。 1周期前の写真と比べると、左側に少し動いています。 太陽風の変化の始まりは、前周期より少し遅れるかもしれません。 27日周期の図を見ると、前回は2月2日から速度が高まっています。 今回はどうなるでしょうか。 コロナホールの広がりが増しているように見えるので、 太陽風の変化は前回より大きくなるかもしれません。 太陽は、2805黒点群は見えなくなって、 2804群だけになっています。 その2804群は、昨日よりも黒点が少なくなっている様です。 X線グラフは特に変化はなく、活動は穏やかです。 (c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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