宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/23 13:45 更新 高速の太陽風が続いています。この後、太陽風の乱れが到来するかもしれません。 担当 篠原 昨日、太陽の中央部の北半球側に現れた小さい黒点は、 その後発達して、2804群と番号が付けられています。 追いかける様に南半球側にも新しい黒点が現れ、 2804群と同じくらいの大きさになっています。 こちらは、2805群と番号が付けられました。 黒点の発達の様子を、SDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。 複雑な形に変化する様子をご覧下さい。 一方、北東にあった2803群は、黒点が見えなくなっています。 X線グラフでは、 Bクラスの小さいフレアが続く様になっています。 今のところ北半球の2804群の発生だけですが、 この後、南半球の2805群でも活動が見られる様に なるかもしれません。 Cクラスに達する様な活動になるでしょうか。 注目してください。 太陽風は、550〜570km/秒の高速の状態が続いています。 磁場強度も5nTと平均的な状態で安定していて、 高速風は勢いを保っています。 磁場の南北成分は、頻繁に南北の変化が発生しています。 磁気圏の活動は高まった状態が続き、 AE指数は、500nT前後の中規模の変化が次々と発生しています。 20日夜に発生したCMEによる太陽風の乱れが、 今夜以降くらいに到来する可能性があります。 速度の高まりが続いているので、 磁場が強まって、南向きに大きく変化すると、 磁気圏の活動は一気に激しくなるでしょう。 こちらにも注目してください。 2804黒点群の発達と南半球の新しい黒点(2805群)の出現。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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