宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/24 13:41 更新 太陽風の速度は下がり始めています。 担当 篠原 昨夜くらいから太陽風の速度は低下が始まり、 既に470km/秒とやや高速程度に下がっています。 磁場強度も5nTから3nTへ下がっています。 地球は、高速風の領域を通り過ぎようとしている様です。 太陽風のグラフの最後を見ると、 速度や磁場強度に小幅の急な変化が発生しています。 もうしばらく様子を見る必要がありますが、 20日夜のCME(コロナ質量放出)に関係する変化が やって来たのでしょうか。 ここまでの様子だと、小さい変化で終わりそうです。 AE指数は、500nT前後の変化が続いています。 全体としては変化が次第に小さくなっていて、 太陽風速度の低下の影響が現れている様です。 このまま太陽風が穏やかになれば、 磁気圏も穏やかになるでしょう。 SDO衛星AIA193では、 太陽の南東側(左下)にコロナホールが見えています。 次の太陽風の高まりは、この領域の影響となりそうです。 27日周期の図を見ると、 前周期は、2月2日から速度の高まりが始まっています。 太陽は、2804黒点群と2805黒点群が 昨日と同様に見えています。 X線グラフの変化はあまり見られず、 活動は穏やかです。 SDO衛星の可視光写真によると、 2803黒点群に小さい黒点が再び現れている様です。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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