宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by NIT, Kagoshima College |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2021/ 2/27 09:44 更新 B9.5の小さいフレアとCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度です。 担当 篠原 太陽の南西(右下)の2805黒点群があった領域で、 昨日の午後、26日16時(世界時26日7時)に、 B9.5の小さいフレアが発生しました。 SDO衛星AIA193による動画を掲載します。 Cクラスまでもう少しの規模で、 Cクラスに到達していれば、 1月20日のC1.4以来、1か月ぶりの発生となっていました。 このフレアに伴って、CME(コロナ質量放出)が発生しています。 太陽を60度くらい左斜めから見ている STEREO Ahead衛星のCOR2カメラによる動画を掲載します。 発生した場所とフレアの規模を考えると、 地球への影響はなさそうです。 黒点は、2804群が見えているだけです。 太陽風は、昨夜に400km/秒まで速度が下がりましたが、 今日に入ると少し上がり、450km/秒で推移しています。 磁場強度は、4nTと平均的な状態でしたが、 グラフの後半は1nTに下がっています。 AE指数は、500nT前後の変化が度々発生して、 少し活動的な状態が続いていますが、 太陽風の磁場の様子が変わりそうなので、 この後は穏やかになるかもしれません。 SDO衛星AIA193では、 南半球のコロナホールが太陽の中心線付近に見えています。 3日後くらいから高速太陽風が始まりそうです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) B9.5のフレアに伴って発生したCME。STEREO Ahead衛星COR2。 (c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |