宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/22 12:48 更新 高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。CMEが発生しています。 担当 篠原 太陽風は、550〜570km/秒の高速の風が続いています。 磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。 磁場の南北成分は、 南寄りになったり、北寄りになったりしています。 速度が高まっているため、磁気圏の活動は高まった状態が続き、 AE指数では、500nTを超える変化が続いていて、 1000nTや1400nTに達する大きな変化も発生しています。 SDO衛星AIA193では、 高速風の発生源のコロナホールは太陽の西側に進んでいます。 高速太陽風は、これから後半に入っていきそうです。 太陽では、昨日の昼過ぎ、21日14時(世界時21日5時)に、 北東の2803群付近で爆発現象が発生し、 一昨日に続いてCME(コロナ質量放出)が発生しています。 SDO衛星AIA193の動画を掲載します。 爆発が起きてコロナのガスの分布が変化しています。 そして、SOHO衛星のLASCO C2、C3では、 太陽の左側に向かってガスが飛び出す様子が撮影されています。 今回は発生箇所が太陽の左端に近いため、 地球への影響はなさそうです。 可視光写真では、2803黒点群は小さくなっていますが、 中央部の北側に新しい黒点が現れています。 X線グラフは、特に変化はありません。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) 太陽の左側に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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