宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 2/21 13:31 更新 太陽風速度は550km/秒に高まり、磁気圏も活動的です。太陽でフィラメント噴出が発生しました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨夜遅くに580lkm/秒まで上がり、 今朝くらいに少し下がって、 550km/秒の高速風が続いています。 磁場強度は、10nTから7nTへ一段下がっていますが、 やや強い状態を保っています。 磁場の南北成分は、-3nT程度の南寄りの傾向が続いています。 速度が高まっていることと重なって、 磁気圏の活動は活発な状態が続いています。 AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が連続的に発生しています。 極域ではにぎやかなオーロラが現れているのではないでしょうか。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部南寄りのコロナホールは、 最後の部分がちょうど中央線を通り過ぎようとしています。 高速の太陽風は、この後も4〜5日程度続きそうです。 太陽では、昨夜、20日20時(世界時20日11時)頃に、 南側でフィラメント噴出が発生しています。 SDO衛星AIA304による動画を掲載します。 淡くて見にくいですが、 黒っぽいコロナのガスが太陽から飛び出しています。 このガスは、SOHO衛星LASCO C2、C3でも CME(コロナ質量放出)として撮影されています。 この動画を見ると、 太陽の左側にやや偏って飛び出している様です。 発生地点が太陽の中心付近にあったので、 影響が地球へやって来る可能性があります。 現在の高速太陽風に流されて、 3日後くらいにやって来るかもしれません。 南向きの強い磁場が運ばれてくると、速度の高まりと重なって、 磁気圏が大きく乱れる可能性があります。 注目してください。 太陽の北東(左上)には、2803黒点群が見えています。 また、SDO衛星の可視光写真を拡大すると、 2803群の低緯度側にとても小さい黒点が見えている様です。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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