宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/21 --- ---
2/20 --- ---
2/19 --- ---

黒点  2/21 (NOAA)
磁場 フレア
2803 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 556 -2.1
-2 h 556 -2.5
-4 h 557 -0.7
-6 h 553 -2.3
-8 h 573 -1.6
-10 h 581 -3.2
-12 h 571 -1.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -52 -/ -
-2 h -37 -/ -
-4 h -32 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -28 -/ -
-10 h -28 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^2
2/21 0.6 9x10^2
2/20 0.7 4x10^2
2/19 0.7 2x10^2
2/18 0.7 2x10^2
2/17 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 2/16 13:28 太陽風は低速の状態が続いています。太陽は無黒点です。
2021/ 2/17 13:34 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が高まりました。
2021/ 2/18 12:59 太陽風は平均的な速度に戻っています。黒点が発生しています。
2021/ 2/19 13:10 太陽風はやや低速です。太陽の北東の端から新しい黒点が現れています。
2021/ 2/20 12:58 高速太陽風が到来し、500km/秒に達しています。磁気圏の活動も高まりました。
最新のニュース

2021/ 2/21 13:31 更新
太陽風速度は550km/秒に高まり、磁気圏も活動的です。太陽でフィラメント噴出が発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨夜遅くに580lkm/秒まで上がり、
今朝くらいに少し下がって、
550km/秒の高速風が続いています。
磁場強度は、10nTから7nTへ一段下がっていますが、
やや強い状態を保っています。

磁場の南北成分は、-3nT程度の南寄りの傾向が続いています。
速度が高まっていることと重なって、
磁気圏の活動は活発な状態が続いています。
AE指数は500〜1000nTの中規模の変化が連続的に発生しています。
極域ではにぎやかなオーロラが現れているのではないでしょうか。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中央部南寄りのコロナホールは、
最後の部分がちょうど中央線を通り過ぎようとしています。
高速の太陽風は、この後も4〜5日程度続きそうです。


太陽では、昨夜、20日20時(世界時20日11時)頃に、
南側でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304による動画を掲載します。
淡くて見にくいですが、
黒っぽいコロナのガスが太陽から飛び出しています。

このガスは、SOHO衛星LASCO C2、C3でも
CME(コロナ質量放出)として撮影されています。
この動画を見ると、
太陽の左側にやや偏って飛び出している様です。
発生地点が太陽の中心付近にあったので、
影響が地球へやって来る可能性があります。
現在の高速太陽風に流されて、
3日後くらいにやって来るかもしれません。
南向きの強い磁場が運ばれてくると、速度の高まりと重なって、
磁気圏が大きく乱れる可能性があります。
注目してください。

太陽の北東(左上)には、2803黒点群が見えています。
また、SDO衛星の可視光写真を拡大すると、
2803群の低緯度側にとても小さい黒点が見えている様です。



太陽の南側で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


フィラメント噴出によるCMEの様子。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。