宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:58)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/20 --- ---
2/19 --- ---
2/18 --- ---

黒点  2/20 (NOAA)
磁場 フレア
2803 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 513 -2.2
-2 h 469 +3.9
-4 h 423 +4.1
-6 h 511 -3.8
-8 h 448 +3.8
-10 h 398 -1.1
-12 h 395 -6.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -35 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -32 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -39 -/ -
-10 h -38 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
2/20 0.7 2x10^2
2/19 0.7 2x10^2
2/18 0.7 2x10^2
2/17 0.7 2x10^2
2/16 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 2/15 14:08 太陽風は320km/秒の低速風になっています。磁気圏も穏やかです。
2021/ 2/16 13:28 太陽風は低速の状態が続いています。太陽は無黒点です。
2021/ 2/17 13:34 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が高まりました。
2021/ 2/18 12:59 太陽風は平均的な速度に戻っています。黒点が発生しています。
2021/ 2/19 13:10 太陽風はやや低速です。太陽の北東の端から新しい黒点が現れています。
最新のニュース

2021/ 2/20 12:58 更新
高速太陽風が到来し、500km/秒に達しています。磁気圏の活動も高まりました。

担当 篠原

太陽風は昨夜から強まり始め、
既に500km/秒の高速風になっています。

昨日のニュースの頃は3nTとやや弱い状態だった磁場強度は、
夜になると強まり始め、10nTを超えるくらいになりました。
今日の未明くらいから速度も高まり、
380km/秒とやや遅い状態から、
500km/秒の高速風になりました。
今朝くらいに400km/秒へ下がる変化が起きていますが、
現在は再び500km/秒に上がっています。

SDO衛星AIA193の太陽の中央部右下寄りに見えている
コロナホールの影響だと思われます。
27日周期の図を見ると、
前周期よりも1日以上早く変化が始まっています。
コロナホールの広がりが増したことで、
高速太陽風の領域も広がっているのかもしれません。

太陽風磁場の南北成分は、
-5nTを超える南向きが頻繁に発生しました。
このため、磁気圏の活動も強まって、
AE指数では800〜1000nTの中規模の変化や、
最大で1700nTに達する大きな変化も発生しています。

現在の太陽風磁場は、0nT付近か北寄りに変化しています。
このため、オーロラの活動も現在は落ち着いています。
速度が高まっているので、
磁場が再び南向きに変化するようになると、
オーロラも再び活発化するでしょう。


太陽は、北東(左上)に現れた黒点に、
2803群と番号が付けられています。
X線グラフではBクラスの小さい変化が1回起きた程度で、
活動は穏やかです。

一方、北西(右上)の2802群は、
昨夜くらいで見えなくなっています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。