宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2021/ 2/20 12:58 更新 高速太陽風が到来し、500km/秒に達しています。磁気圏の活動も高まりました。 担当 篠原 太陽風は昨夜から強まり始め、 既に500km/秒の高速風になっています。 昨日のニュースの頃は3nTとやや弱い状態だった磁場強度は、 夜になると強まり始め、10nTを超えるくらいになりました。 今日の未明くらいから速度も高まり、 380km/秒とやや遅い状態から、 500km/秒の高速風になりました。 今朝くらいに400km/秒へ下がる変化が起きていますが、 現在は再び500km/秒に上がっています。 SDO衛星AIA193の太陽の中央部右下寄りに見えている コロナホールの影響だと思われます。 27日周期の図を見ると、 前周期よりも1日以上早く変化が始まっています。 コロナホールの広がりが増したことで、 高速太陽風の領域も広がっているのかもしれません。 太陽風磁場の南北成分は、 -5nTを超える南向きが頻繁に発生しました。 このため、磁気圏の活動も強まって、 AE指数では800〜1000nTの中規模の変化や、 最大で1700nTに達する大きな変化も発生しています。 現在の太陽風磁場は、0nT付近か北寄りに変化しています。 このため、オーロラの活動も現在は落ち着いています。 速度が高まっているので、 磁場が再び南向きに変化するようになると、 オーロラも再び活発化するでしょう。 太陽は、北東(左上)に現れた黒点に、 2803群と番号が付けられています。 X線グラフではBクラスの小さい変化が1回起きた程度で、 活動は穏やかです。 一方、北西(右上)の2802群は、 昨夜くらいで見えなくなっています。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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