宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/17 13:34 更新 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が高まりました。 担当 篠原 昨日のニュースの頃、 太陽風磁場の南北成分は、 -5nTと南向きにやや強まっていたのですが、 この状態が全体で6時間ほど続きました。 速度は350km/秒と低速だったのですが、 磁気圏の活動は強まって、 AE指数で500nTから、1000nTを超える規模の 変化が発生しています。 極域では活発なオーロラの活動が 見られたのではないでしょうか。 太陽風の速度は、今日に入る頃に400km/秒台に上がり、 現在は420km/秒前後で推移しています。 しかし、磁場の南北成分は、 速度が高まった頃から北寄りに傾向が変わり、 AE指数の変化は見られなくなっています。 太陽風速度の高まりは、 SDO衛星AIA193で北半球側に見えていた コロナホールの影響がやって来たのかもしれません。 今日のAIA193では、 中央部の南東側(左下)のコロナホールが目立っています。 4〜5日後くらいから影響が始まる可能性があります。 27日周期の図では、 前周期の1月25日に速度の高まりが始まっています。 この変化の回帰に相当するでしょう。 太陽は今日も無黒点です。 北東の端(左上)から活動的な領域が近づいています。 SDO衛星AIA193では、 明るい領域が見え始めています。 X線グラフの強度が少し上がっているのも、 この領域の影響かもしれません。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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