宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/ 8 13:41 更新 高速の太陽風が続いています。1月の黒点相対数は 10.4 でした。 担当 篠原 WDC-SILSOより、1月の黒点相対数の月平均値は 10.4 と発表されました。 12月の21.8からは半減で、 10近くに下がったのは、昨年10月の14.4以来です。 1枚目のグラフでは、 これまでより一段下がった所にデータの点が現れています。 無黒点の日数も、14日と月の約半分に戻っています。 無黒点の日が2桁に達したのは昨年9月以来で、 3枚目のグラフでは、極小期の頃のデータに 近づく様な場所に点が戻っています。 2月に入ってからも、 NOAAの記録では2801群が現れた程度で、 低調な太陽活動が続いています。 ここからどの様な変化になっていくのでしょうか。 ゆっくりと変化する現象です。 気長に推移を眺めて行きましょう。 現在、SDO衛星のページを見ることができません。 代わりに、SOHO衛星のページから SDO衛星の可視光写真と SOHO衛星のEIT195写真を参照します。 昨日紹介していた南東の活動的な領域は、 太陽のこちら側に回ってきて、 可視光写真では白斑が見えています。 しかし、閲覧できる写真では、黒点は見えない様です。 X線グラフも特に変化のない状態です。 太陽風は、今朝までは520km/秒の状態が続いていましたが、 現在は、500km/秒に少し下がりかけています。 高速の太陽風は続いています。 磁場の南北成分は、グラフの最初は南寄りでしたが、 以降は0nT付近か、北寄りになっています。 このため、磁気圏の活動も現在は静かになっていて、 AE指数を見ると、途中までは中規模の活動が続いていますが、 その後は変化が見られなくなっています。 速度は高い状態が続いているので、 磁場が南寄りの傾向に切り替われば、 磁気圏は再び活動的になるでしょう。 太陽黒点相対数の長期変化。1月の黒点相対数は 10.4 でした。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の太陽黒点相対数の長期変化。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース 1970年以降の月毎の無黒点日の日数。 (c) 黒点データ:WDC-SILSO、作図:宇宙天気ニュース SDO衛星による太陽の可視光写真。(SOHO衛星のWebページより) (c) SDO (NASA) SOHO衛星のEIT195カメラによる太陽コロナの様子 (c) SOHO (ESA & NASA) GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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