宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2021/ 2/ 3 12:30 更新 太陽風の速度は550km/秒に高まっています。磁気圏の活動は落ち着いています。 担当 篠原 太陽風は、昨日の午後に500km/秒を超えて高速風になり、 昨夜から今朝まで530km/秒で推移しました。 現在はもう少し上がって、550km/秒になっています。 太陽風の磁場強度は、 昨日のニュースの後に再び15nTに上がりましたが、 夜には一段下がって、 以降は7nT前後とやや強まった状態で推移しています。 速度が高まってきたので、 この後は下がっていくかもしれません。 27日周期の図を見ると、 前周期と同様の太陽風の高まりになっています。 前回は最高速度に達すると(1月6日)、 すぐに速度は下がって行きましたが、 今回はどうなるでしょうか。 今回はコロナホールがよく見えるようになっていたので、 高速風は前回より長く続くかもしれません。 AE指数は、グラフの中盤までは 1000nTに達するような中規模の活動が続いていますが、 以降は静かになっています。 速度は高まっているので、 活動が再び高まる可能性はあります。 SDO衛星AIA193では、 太陽の中央部にコロナホールが見えています。 3日後くらいにこの領域の影響が到来するかもしれません。 太陽は、北西(右上)に見えていた黒点に 2801群と番号が付けられています。 また、更に西の端近くに新しい黒点が発生しています。 X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線) (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース AE指数(速報値) 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学WDC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm (c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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